▲左から(カッコ内はツイッターアカウント):ソノラマ(@sonorama13)、miyako、須永ちえり(@cherry2_s)、美紅(@b_c_miku)
──まずは、異色肌ギャルとして活動されるようになった経緯を教えてください!
最初のきっかけは本当に趣味ですね。もともと、覆面漫画家のロッキン・ジェリービーンさんや、漫画家でイラストレーターの水野純子さんの作品などが好きで、異色肌のキャラクターに馴染みがあったんです。それで、自分でもやってみたくなって始めました。最初はドーランの塗り方もよくわからず、コスプレイヤーさんに教わりながらも一人で活動していたんです。でも、あるとき「いろんな色の子を集めてもっとカラフルにしたらかわいいんじゃないか」と思って、仲間を集めることにしました。それで撮影をしてみたら、ありがたいことにツイッターで一気に拡散されて……今では、イベントに出させていただいたり、メディアで取り上げていただく機会も増えました。普段は異色肌ギャルの活動以外にも、モデル活動や、ほかのモデルさんの作品づくりのプロデュースなどもやらせていただいています。
──HEART CLOSETを知ったのはいつごろでしたか?
ブランドが立ち上がるとき、ツイッターで情報が拡散されてきたのを偶然目にしたんです。私自身、胸のことはずっと気にしていたので「とりあえず着てみたい!」と思いました。もともと、新しいものや新商品に興味をひかれやすいタイプなこともあり、新機軸のアパレルブランドとして純粋に面白いと思った面もありましたね。それで、最初のクラウドファンディングのときに1枚目のシャツを購入しました。
──実際に着てみてどうでしたか?
もう、本当にびっくりしました。まずは、Mサイズの服を着られたことに感動しましたね(笑)。私の胸は93センチのHカップで、普通に売られているシャツのMサイズはだいたい入らなくて。仕方なくLサイズを購入して、胸以外の部分がダボダボになってしまうことがとても多かったんです。だから、Mサイズの服を着られるということが純粋にうれしかったですね。「私でもMサイズ入るんだ、よかった〜(涙)」みたいな感じです(笑)。
あとは、胸の部分に隠しボタンがついているので、すきまができることもないし、立体的な構造になっていてウエスト部分もきれいにシェイプしてくれます。普段はウエストにインして着ることが多いのですが、普通のシャツだと胸にひっぱられて裾がすぐに出てきてしまっていたのも、気になりません。最初に購入して着心地に感動したので、あとからもう一着別のシャツも購入しました。ファンの方にも一着プレゼントしていただいたので、今では3着持っています。
──どんなときに着ることが多いですか?
お仕事の打ち合わせのときなどに着ることが多いです。最初に購入したライトブルーのストライプシャツと、ファンの方にいただいたネイビーのシャツはわりとかっちりした印象なので、とくにちゃんとした服装をしたいときに重宝しています。今日着ている太いストライプのシャツは少し柔らかめの素材で、カジュアルなコーディネートにも合わせやすいのがお気に入りです。黒いストライプは視覚的な着痩せ効果がすごくて、これを着ていると「痩せたね」とよく言われます(笑)。今は、ワンピースなどシャツ以外のアイテムも気になっているところです。
──バストのボリュームが気になりだしたのはいつごろからですか?
高校生のころ、急に成長し始めました。それまで着ていた服のサイズがあっという間に合わなくなって、どうしよう……みたいな(笑)。シャツの前ボタンがパツパツになってひし形に開いてしまうので、学校では真夏でもニットのベストを着て隠していました。その後も、大きなサイズのダボダボした服でごまかしたり、Aラインのシルエットでカバーしてみたり……。そうすると、全体的に横に広がって見えてしまいますよね。あるときは妊婦さんだと勘違いされて、電車内で席を譲られたこともありました。
逆に、太って見えないようにするために、思い切ってぴったりした服を着たこともあったのですが、街ですれ違った人にいきなり「胸でかっ」と言われたりするんです。ナンパやキャッチで声をかけてきた人にも、「胸大きいね」って……。知らない人から突然そんなことを言われて、恐ろしさを感じました。もう、唐突な言葉の暴力ですよね。決してセクシーに見せたいわけじゃないのに、“性的な魅力”というレッテルを貼られてしまうことも、嫌だと感じる人は多いと思います。それでも、胸が大きいことのつらさは、口に出すと自慢だととられてしまうことがほとんどで……。胸のサイズには、正解なんてありません。それぞれに悩みがあって当たり前のはずです。だけど世の中では、胸が小さい人の悩みのほうが受け入れられやすいんですよね。
──miyakoさんの周りには、そういった悩みを分かち合える人はいますか?
昔は一人で抱え込んでしまうこともありましたが、今はグラビアをやっているお友達も周りにたくさんいるので、共感しあえることが増えました。私自身も、以前はグラビアのお仕事をしていたんです。あえてコンプレックスを武器にすることで、立ち向かいたかったという気持ちもありました。結果的に、お仕事として評価していただけたことで、自分のおっぱいを肯定できるようになったと思います。
──最後に、胸が大きいことにコンプレックスを感じている女性たちにメッセージをお願いします!
自分の胸を嫌わないでいただきたいです。服選びが大変なことなどは、私もすごく共感できます。それでも、スッキリ見せられるようファッションを工夫したり、スマートに見えるアイテムを取り入れたりすることはできますし、逆に開き直る考え方もありだと思います。私自身も特殊なサイズのモデルとして、コンプレックスを抱えている女の子たちにいろいろな可能性を提示していけたらうれしいですね。「こういう着こなしもありなんだ」とか、励みに感じてもらえたり、悩みを少しでも解決する手助けができたらと思います。
モデル/異色肌ギャルプロデューサー/DJ/ライター。趣味で始めた異色肌ギャルの活動が、2017年6月のツイートをきっかけに国内外から注目を浴びるようになる。その後、写真家・蜷川実花氏との共演やテレビ出演、GENERATIONS from EXILE TRIBEの楽曲『BIG CITY RODEO』MVでの異色肌ギャルプロデュースなど、活動の場をさらに広げている。
<Twitter>
https://twitter.com/miyakocore
<Instagram>
https://www.instagram.com/miyako_999/
(さやまきょうか)
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