グラマー女子の悩みの一つでもある、コリ。首や肩、こってませんか? コリ解消にいいと言われるヨガですが、胸が大きいと難しいポーズもありますよね……。そこで今回は、ライターのさやまきょうかさんが、特製ブラをつけてGカップとなり、ボリュームバスト女子でもできるコリスッキリヨガをリサーチ! これを読んで、あなたも今日からコリ知らずの体に!
さやまきょうか
2017.8.28
みなさんこんにちは、ライターのさやまです。バストが大きい方は、胸の重さを支える必要があるぶん、肩や首のコリに悩まされている人も多いのではないでしょうか。
ということで、肩や首のコリ解消に役立つエクササイズを教わってきて紹介しよう!
……と勇んだものの、私自身はCカップ。バストが大きい女性に役立つ情報をしっかり紹介するには、その大きさ・重さをわかっていないと……!
そんなこんなで、どうやって胸を「大きく」するか考えることに。当初はコスプレイヤーさんの知恵を借りて、ブラを何枚も重ね付けするなどしました。ただ、見た目をきれいに盛ることはできても、重さを体感することができない!
なかなか良いアイディアが浮かばず試行錯誤していると、編集部からこんなものが届きました!
\特製Gカップ体験ブラ/
さっそく装着し、Gカップに大変身。
めちゃくちゃ重い!! そして体積がすごい!!
ちなみに、装着後の姿はこんな感じ。
普段はちょうどよいサイズのTシャツも、胸の部分がパツパツになってしまいました。これは服選びに悩む人も多いわけです……。
参照:【1日限定巨乳体験】BカップがGカップになって気づいた不都合な真実
特製ブラの総重量を測ってみると、2.2kg。Gカップの胸の平均的な重さは片胸およそ1.1kgと言われているので、これはリアルな重量というわけですね。
それでは、このキットを装着してエクササイズを教わってきます!
今回レクチャーしてもらうのは、ピラティス&ヨガインストラクターの小杉幸先生です。小杉先生、よろしくお願いします!
小杉 幸 (Yuki Kosugi)先生
東京都、神奈川県を中心にピラティス、ヨガのインストラクターとして活躍中。
レッスンでは体の声を聞きながら本来のあるべき姿に体を整えていきます。「現状から向上していく自分を楽しんでいきましょう」
http://instagram.com/yukikosugi_happystrong
小杉先生「まずは基本の姿勢を確認してみましょう。胸が重いとどうしても猫背になって、首が前に出てしまいがち。ヨガをはじめ、どんなトレーニングでもまっすぐきれいな姿勢をとることが大切です」
さやま「こんな感じでしょうか?」
小杉先生「うーん、胸の重さを支えようとするあまり、無意識のうちに腰が反ってしまっているみたい。腰が反ると負担がかかって腰痛の原因にもなるので、横からみたときに耳・肩・腰・かかとが一直線になるよう意識して立つようにしてみてください。お腹に少し力を入れて、おへそを引き上げるようイメージするとやりやすいですよ」
良い例◯
悪い例×
さやま「先生、良い姿勢をとろうとするだけでも、胸が重いぶん背中側の筋力を使っているような感覚があります……」
小杉先生「そうでしょう。胸を支えるための筋肉というと、どうしても胸筋まわりをイメージする方が多いと思います。でもじつは、肩甲骨まわりなど背中側の筋肉がとても重要なんですよ」
さやま「なるほど……! 首や肩のコリを根本的に軽減するためには、背中側の筋肉を鍛える必要があるのですね」
小杉先生「そういうことです。まずは、ヨガの基本的なポーズや、肩まわりをほぐすポーズからやってみましょうか」
小杉先生「ヨガのレッスンでかならずといっていいほど行なうのが『子どものポーズ』。ヨガの最中、疲れたときなどに疲労回復のための“お休みのポーズ”としてよく取り入れられています。首や肩、腰のストレッチになるのでコリをやわらげる効果もありますよ。ヨガは呼吸がとても大切なので、鼻でゆっくりと腹式呼吸するよう意識してみてください」
<ポイント>
1. 正座の状態でひざを軽く開く
2. ゆっくりと息を吐きながら前に倒れる
3. 両腕を前に伸ばして余計な力を抜き、深呼吸する
さやま「先生、ひざで胸が圧迫されてちょっと苦しいです……」
小杉先生「苦しい場合は、両手の拳を重ねた上におでこを乗せても大丈夫です」
☆両手を前に伸ばす代わりに、拳を重ねておでこを乗せる
さやま「たしかにこれなら胸とひざのあいだに少しゆとりができるので、苦しくないです!」
小杉先生「次は『下向きの犬のポーズ』をやってみましょうか。バランスをとるので身体を安定させ、全身を調整してくれる役割があります。猫背の改善にも効果的なので、肩こりのケアにもなるんです」
<ポイント>
1. 手を肩幅に、足を少し開いた状態で四つん這いになる
2. 両手を前に出し、ゆっくりと息を吐きながらひざを持ち上げる
3. 肩が沈まないよう、脇の下の筋肉を意識しながらキープする
さやま「先生、できなくはないのですが、胸の重さで地面に引っ張られるような感覚があって少しだけつらいのと、身体がカタいせいで、ももの裏が痛いです……」
小杉先生「ひざを少し曲げてかかとを上げても大丈夫ですよ。腕や肩まわりが少しつらくても、脇の下の筋肉をきちんと使えれば安定するはずです」
☆かかとを少し上げてひざを曲げる
☆脇の下の筋肉を使うよう引き続き意識する
さやま「かかとを上げたぶん重心が少し前にいったので、胸が引っ張られる感覚もあまり気にならなくなりました! ももの裏もこれなら痛くないですね」
さやま「胸が圧迫されたり、重さで引っ張られたりすることなくできるもので、ほかにおすすめのポーズってありますか?」
小杉先生「『猫のポーズ』はどうでしょう。基本の姿勢がひざをついた四つん這いなので、簡単にできて胸も圧迫されません。首や肩、腰など背中側の筋肉をリラックスさせられるので姿勢の改善にもつながります」
<ポイント>
1. 手を肩幅、足を腰幅ほどに開き四つん這いになる(目線は下)
☆このとき背中はまっすぐ。腰のあたりにコップを乗せるイメージ
2. 息を吸いながら、おしりを突き出すように背中を反らす
3. 息を吐きながら、おへそを覗き込むように背中を丸める
4. 息を吸いながら最初の姿勢に戻る
☆一連の動作を5回ほど繰り返す
さやま「簡単だし、毎日手軽にできそうです!」
小杉先生「こんなに手軽でも、お腹の奥のインナーマッスルも鍛えられるので、姿勢の改善にぴったりなんです」
さやま「姿勢がよくなれば首や肩のコリもなくなるし、胸の大きな人にとって重要な背中側の筋肉のストレッチにもなる。簡単で続けやすいし、本当にもってこいですね」
小杉先生「もし余裕があったら『糸通しのポーズ』も一緒にやってみてください。肩甲骨のまわりの筋肉をよく伸ばせるため、さらに肩コリに効果的。身体をねじるポーズなので、ウエストのシェイプアップにもいいんですよ」
<ポイント>
1. 猫のポーズの最初と同じように四つん這いになる
2. ゆっくりと顔を横に向けながら、こめかみを床につける
3. 息を吐きながら片腕を反対側に通す(糸通しのイメージ)
4. 反対の腕を上に向かって伸ばし、15秒ほどキープ(つらければ腕を挙げなくてもOK)
5. ゆっくりと四つん這いの姿勢に戻す
☆反対側も同様に行なう
さやま「肩甲骨のあたりから脇腹にかけて、すごく伸びている感じがします!」
今回は、胸が大きな女性の気持ちを少しでも理解して原稿を書きたいと、特製ブラを装着した状態でヨガを教わってきました。身近なグラマー女子のなかには「この状態が当たり前だから重いとか体勢によって苦しいとかあまり感じたことがない」なんて人もいましたが、いざ体験してみると本当に大きいし重たいです。これをしっかり支えるためには、筋力やケアが必要だと痛感しました。
今回ご紹介したポーズはどれも自宅で手軽にできて、バストの悩み解消にも適したものばかり。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。
(文・さやまきょうか/編集・菅原さくら)
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